記憶にのこっている教育実習生に言われたこと

こんばんは、kinoです。

昨日もブログはお休みしてしまったのですが、

今日こそ書くぞと思いながらお風呂に入っていた時、これだ!

っと思うものがあったんです。

よしっ!と思ってパソコンを開いた時には

「あれ。。なんだったっけ。。。?」

 

本当に人間ってすぐ忘れますよね。

思いついたときは大革命が起こったくらいに、嬉しいのに、

なんともったいないことやら。

 

ということで、今回は「忘れちゃう」ということから

思い出のあることをお話ししていきたいと思います。

 

管理人の通っていた中学では、毎年梅雨の時期に教育実習生がやってきて

4,5時間ほど先生の代わりに授業をして下さっていました。

その当時は管理人も『教育実習生』というのがなんだか好きになれなくて

中学生というちょうど反抗期だった生徒たちは

毎年のように教育実習生をいじったりちゃかしたりしていました。

 

中学3年生の時、社会の先生だったと思いますが

様々な教育実習生の方がいる中、その方はすごく情熱を持っている方だった印象です。

授業の内容や板書の字などはもちろん全然慣れていないのですが、

わざとなめたような態度をとる生徒たちにも

まっすぐに向き合われていたように記憶しています。

管理人もだるいなあとは思いつつも、テストには出るので

最後の授業まで適当になんとなく授業を受けていました。

 

そしてすぐに最後の授業が終わります。

と、そこでその実習生が「ちょっと待って、最後に言いたいことがある」

と言い出したのです。

それまでの教育実習生にはないことで、とても不思議に思いました。

 

「君たちは、今は自覚がないかもしれないけど

中学生という、とてもキラキラした日々を過ごしているんだ。

何でもないように感じているとは思うんだけど、

こんな日常は戻ってきたりはしなくて、それは大人になってわかるけど

とても貴重なものなんだよ。

それが大切だったと思えるころにはもう大半のことは忘れてしまっていて

それってすごく寂しいし、もったいないと思う。

だから、僕は日記をつけています

その時悩んでいたこと、嬉しかったことを書いていて

もうノート数冊分あるんです。

日記をつけるなんて、小学生の宿題みたいだし

最初の方はなんで書いてるんだろうとか思うかもしれないけど

本当にどうでもいいと思うことでもいいから、

毎日は続かなそうだったら書きたいときだけでもいいから

ぜひ書いてみてください。」

 

そういってその実習生は最後の授業を終えました。

この話を同級生たちがどう受けとったかは分かりませんが、

管理人はなんだかすごく感動して、

その日の夜からよー分からんけど書き始めてみました。

 

一応始めた当初は毎日書く予定だったのですが、

少しづつ少しづつ間が空いていき、

今はすごく感情が動いたときのみしか書いていないです。笑

 

それでも面白いのが昔の自分を振り返ると恥ずかしいのですが

  • 字体
  • 考え方
  • 視野

 などが変わっているのがすごく面白いんです。笑

特にびっくりしたのが字体。

徐々に価値観が変わっていくのに伴って

小さかった字が堂々としていったり、またメンタルの調子によって

あらぶっていたり、整っていたりなど様々。

メンタルって字に出るんだなと驚きでした。

これが手書きのいいところです。

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あとそう、これは日記の先生が言っていた絶対に守らなくてはいけない

ルールがありました。

それは、日記の中では絶対にうそをつかないこと。

簡単そうですが、意外と私たちは

本当は思ったのによくない感情だと押し殺していたり、

自分のあまり見たくない面は封じ込めていたりしてしまっています。

それが本当は悪くないことでも、

持っている価値観によっては自分を責めてしまったりしています。

その感情もせめて自分だけは受け止めてあげたいですよね。

 

あなたも日記、始めてみませんか?